糖尿病とは

✔当院の糖尿病診療方針

糖尿病専門医が、患者様一人ひとりの生活スタイルに合わせた治療をご提案致します。

・患者様のお気持ちを尊重し、毎日をより健康に、より生き生きとお過ごしいただくためのお手伝い致します。

・患者様が、糖尿病とうまく付き合い、我慢しすぎたり頑張りすぎたりすることなく毎日を過ごせるよう、お手伝い致します。


✔糖尿病は、増加しています。

・厚生労働省の調査では、現在約1,000万人と推定されています。

・糖尿病は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが不足したり働きが悪くなったりして、血液中の糖分(血糖)が高い状態が続く病気です。


✔糖尿病は初期は無症状。

・そのため、治療の開始の遅れ、治療を中断される患者様がいらっしゃいます。

・無治療であったり、治療中断すると、合併症が知らないところで進行し症状が出現します。





✔血糖が高い状態が続くと、

血管がダメージをうけて動脈硬化が進行します。

・その結果、全身にさまざまな障害(合併症)を引き起こし、患者様の生活の質を落とすことがあります。




✔糖尿病の三大合併症

・代表的な三大合併症に糖尿病神経障害糖尿病網膜症糖尿病腎症があります。

① 糖尿病神経障害
手足のしびれ・感覚麻痺、立ちくらみ、こむら返り、排尿障害などがおこります。

②糖尿病網膜症
網膜の血管に障害が起き、視力障害がおこります。

③糖尿病腎症
腎臓の働きが低下し、疲れやむくみ、貧血などが現れます。腎機能が低下し、腎不全になれば人工透析が必要になります。




✔糖尿病の合併症

・脳梗塞、狭心症、心筋梗塞など致死的で生命予後を悪化させるものまであります。

・その他、糖尿病では”がん”を発症しやすいとの報告もあります。




糖尿病の治療は、

食事療法、運動療法、薬物療法が基本の3本柱です。

・食事療法と運動療法で十分な効果が得られない場合に薬物療法を行います。

・薬物療法には内服薬の他に、インスリンなどの注射薬が必要になることがあります。




適切な治療で健康寿命が延伸します。

糖尿病は、生涯にわたり付き合っていかなければならない病気ですが、

早期発見、早期治療で全身の様々な合併症の進行を防ぐことが可能です。

・適切な療養により合併症の進行を防ぎ健康寿命の延伸が可能です。


糖尿病の検査

・糖尿病の検査で最も重要な検査は血糖値HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)です。糖尿病の診断だけでなく、日々の治療が適切に行われているかを判定するためにも必要な検査です。

・糖尿病神経障害は四肢腱反射や振動覚・知覚の検査を行い診断します。

・糖尿病腎症は腎機能や尿たんぱくを測定し評価を行います。

・その他、糖尿病に伴う動脈硬化症の診断には頸動脈エコーや心電図検査などを行います。また、膵臓や肝臓などお腹の臓器を調べるために腹部エコー検査を行います。